サントリーシングルカスク山崎蒸留所1994年

正月に帰省した際に素晴らしいウイスキーを飲みました。
サントリー山崎蒸留所製のシングルカスク1994年です。
これは通常のウイスキーのように複数の原酒をブレンドせず、単一の樽で熟成された原酒を瓶詰めした物です。
そのためカスクナンバーや年度によって性格が異なる為開けてみるまでどんな物わからない楽しみがあります。



2年半ほど前に、とある記念にとプレゼントした物なのですが、折角だから飲もうという話になったので飲んでみました。
記念の品なので贅沢に氷は20年位前に親戚から頂いた南極の氷(と言われている物)を使いました。



氷が融けるにつれて微かに気泡が弾ける音が聞こえてきます。
その音を聞くたびに一体いつの時代の空気が閉じ込められていたのだろうかと思いを馳せてしまいますね。

さて、眺めてばかりいてもどうしようもないので飲んでみます。
特に手を加えていない物なのでアルコール度数が63度と一般的なウイスキーより20度ぐらい高いのですが、
それを感じさせないぐらい非常にまろやかでほのかに甘く、そして華やかな香りです。
今まで飲んだウイスキーの中で(と言っても10数種類程度ですが)一番素晴らしいと思いました。
値段は約1万円程しましたがそれだけの価値は十分にあると思いました。

タグ：ウイスキー お酒 山崎 サントリー シングルカスク