第59期王座戦閉幕

第59期王座戦五番勝負が終了しました。
結果は既報の通り挑戦者の渡辺竜王が勝ち3連勝でタイトル奪取となりました。

今年一番注目の棋戦で楽しみでしたが、ストレート決着とは予想外でした。
羽生王座が王座戦19連覇とはいえ、第21期竜王戦以降は羽生王座に大きく
勝ち越している渡辺竜王が挑戦者ですからタイトルの行方はまったくわからないと
思っていました。
ただ結果はどちらに転んでもフルセットは濃厚かと思っていましたが、蓋を開けて
みればストレートで終了となってしまいました。
これで羽生王座は19期守り続けた王座を明け渡し二冠へ後退。
渡辺新王座は竜王と合わせて自身初となる二冠となりました。

この王座戦の結果タイトルホルダーは森内名人、渡辺竜王・王座、羽生王位・棋聖、
久保棋王・王将となり4人のうち3人が二冠王という群雄割拠の時代へと突入です。
若い渡辺竜王がさらに存在感を増してゆくのか、それともまだまだ上の世代が踏ん張り
続けるか、はたまたさらに若い世代へと移ってゆくのか。
この先１、2年は注目の年ではないかと思います。

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